東日本大震災の犠牲者らの追悼を目的に整備する県復興祈念公園(浪江町、双葉町)の事業費が、当初計画の44億円から2倍近い85億8000万円に上る見通しとなった。県が25日、郡山市で開いた県公共事業評価委員会で明らかにした。園内を流れる前田川に新たな橋を架けたり、地盤強化に向けた追加工事が必要となったことなどが原因。全額を国費で充当する予定で、県は国に財源の確保を求める。
県が示した計画では、前田川を挟んだ園内の行き来がしやすくなるよう、約12億円で新たな橋を設ける。また、調査で軟弱な地盤が確認された園内の広場2カ所の地盤改良に約6億円をかける。盛り土で必要になる土の調達費に約10億円を投じるほか、約4億円で園内の町道を敷地外に移す。
県によると、当初の事業費は、公園の理念などを基本計画としてまとめた2018(平成30)年に算定。先行して整備された岩手、宮城両県の復興祈念公園を基に、敷地当たりの単価で計算した。その後、有識者委員会から必要な機能や工事について指摘を受けたり、設計が進んで事業費が精査されたりしたとしているが、結果として当初見込みの倍に膨らむ事態となった。
公園の面積は48.4ヘクタール。県によると、9月末現在で75%の用地取得を完了した。公園の中心部には国が直轄で追悼・祈念施設「追悼と鎮魂の丘」を整備し、震災前の日常から復興までを体感できる空間とする。公園のうち、震災記録施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」(双葉町)に隣接する広場約2.3ヘクタールは、伝承館の開館に合わせて9月に利用が始まっている。
25年度完成目指す
県は、震災から15年目の2025年度に復興祈念公園の完成を目指すとの目標も初めて公表した。年間利用者は約28万人を見込み、伝承館との回遊と合わせ震災、原発事故の教訓と本県の歩みを発信する考えだ。
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November 26, 2020 at 07:05AM
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「復興祈念公園」事業費倍増!85億円見通し 橋新設や地盤強化 - 福島民友
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