1月20日、通信大手のNTTドコモが、飲食店が利用できるモバイルオーダーシステム「EasyEat」の提供を開始。導入により、業務の効率化や回転率の向上、インバウンド対策などが期待できる。
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スマホで注文から支払いまでできる「EasyEat」
NTTドコモが提供を開始した「EasyEat」は、来店した客が自身のスマホを使って注文から決済までを行える、店内モバイルオーダーシステム。
モバイルオーダーシステムといえば、テイクアウト商品を事前に注文できるヤフーの「Yahoo!ロコ モバイルオーダー」やLINEの「LINEポケオ」などがあるが、NTTドコモの「EasyEat」は実際に店に訪れた客を対象としているのが特徴だ。
店に訪れた客は、自分のスマホを使ってQRコードを読み取り、表示されたメニューの中から食べたい料理を注文。スタッフにより運ばれてきた料理を食べたら、スマホで決済するという流れだ。支払いはクレジットカードのほか、現金払いにも対応。2020年4月以降には、「d払い」や「Alipay」での支払いも可能になる予定だ。
業務の効率化から、インバウンド対策にも
多くの飲食店では、スタッフが客の注文を取ったり会計をしたりする工程が必要になるが、「EasyEat」では客自身が自分のスマホを使って注文や決済をするため、注文や会計にかかるスタッフの業務を軽減できる。
注文や会計で起こりがちなヒューマンエラーの防止にもつながるほか、業務の効率化で得られた時間をサービス向上にあてることも可能だ。客としても注文や会計でスタッフを呼ぶ手間が軽減されるなど、飲食店と客、両方にメリットがある。
「EasyEat」のメニューは、時間や曜日に応じておすすめメニューを入れ替えることも可能。上手く利用すれば、売上アップにつなげることもできるだろう。メニュー表示は、日本語のほか英語にも対応している。韓国語や中国語にも2020年4月以降に対応予定となっているため、インバウンド対策としても期待できるシステムだ。
また「EasyEat」は、客のスマホを利用するシステムのため、新たに端末を用意する必要がないのも特徴。初期導入コストも0円~と、導入しやすい。利用料金は、店舗数や条件などにより異なるため要確認。
「EasyEat」では今後、店内での注文や決済だけでなく、飲食店の検索や予約への対応も目指しているとのこと。集客や人手不足、インバウンド対策などに悩む飲食店の新たな救世主として今後も動向が気になるシステムだ。
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