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東京探訪>上井草、今川、善福寺 寺社と公園が風格添える:東京(TOKYO Web) - 東京新聞

井草八幡宮の楼門=いずれも杉並区で

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 西武新宿線上井草駅(杉並区)の南に広がる地域一帯は、道路がおおむね碁盤の目のようになっている。関東大震災以前は満足な道路もない農村だったが、その後約十年かけて土地を区画整理し、整然とした住宅地になった。風格のある寺社や公園で足を休めながら、土地の歴史を振り返った。

 駅舎を出て南へ下る道を進むと、井草川の流路上に造られた遊歩道と交差する。まずはそちらへ少し寄り道。道筋の所々で金太郎を描いた車止めに出合った。このかわいい車止め、実は杉並区の名物で、しばしば目にする。車の進入を防ぎ、遊歩道が子どもの遊び場であることを示しているらしい。何十年も前の物だけに破損していることが多いが、ここで見たうちの一つはかなり状態が良かった。

はるか先まで続く直線道路。土地区画整理を行い、碁盤の目のようになっている

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 元の道に戻って南下を続け、戦国大名・今川氏ゆかりの観泉寺を訪ねた。江戸時代の今川氏はこの辺りに広い領地を持ち、現在の地名「今川」に名を残す。落ち着いた境内は広く美しい。

 寺を後にして西へ向かって歩き、井草八幡宮を目指した。五年に一度、流鏑馬(やぶさめ)神事が行われるのが有名で、その際に馬場となる東参道には「一の的」「二の的」と書かれた標識があった。大鳥居の近くに立つ「区画整理碑」は、地域の発展の礎となった事業を物語る。

 現在の上井草、今川などを含む杉並区北西部は明治から昭和初期まで「井荻村」「井荻町」と呼ばれていた。区画整理を主導したのは、ここで長く村長や町長を務めた内田秀五郎だった。井草八幡宮からまた少し西にある善福寺公園には、内田の像が立っている。池を中心とした公園の周囲が風致地区になったのにも、内田が大きな役割を果たしたという。

 【メモ】内田秀五郎はこのほか、都風致協会連合会長や都議会議長などを歴任した。

内田秀五郎の像

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May 03, 2020 at 05:05AM
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