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な、なんだってー!これまで発見された中で一番地球に似た太陽系外惑星を発見(NASA)(2020年4月23日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース

地球そっくりの惑星

地球とそっくりの惑星、ケプラー1649c NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter


 一年半前に退役した、ケプラー宇宙望遠鏡が集めたデータから、ある恒星のハビタブルゾーンに位置する地球サイズの太陽系外惑星が発見されたそうだ。

 ハビタブルゾーンとは、地球と似た生命が存在できる天文学上の領域で、生命居住可能領域や生存可能圏、生存可能領域と言われるものだ。

 その惑星は岩石でできており、液体の水が存在する可能性もあるとのことだ。するってーともしかして、未知との遭遇があったりなかったり?

・地球に一番似ている太陽系外惑星、ケプラー1649c

 その惑星「ケプラー1649c」は、地球から300光年の先にあり、ケプラー宇宙望遠鏡が発見した太陽系外惑星の中では、大きさも推定温度も地球に一番近い。

 サイズは地球の1.06倍とほぼ同じ。また恒星から受ける光は、太陽から受ける地球のそれの75パーセントで、温度もやはり似ている可能性がある。

 少し違うのは、ケプラー1649cが属する恒星が赤色矮星であること。このタイプの恒星はフレアを吹き上げることで知られており、これが生命が存在するには厳しい環境にしている可能性はあるようだ。

 またハビタブルゾーンにあるとはいえ、その公転軌道は恒星にかなり近く、1年は地球の19.5日という短さだ。

ケプラー1649c

image by:NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter


・宇宙生物学者にとっては格好の研究対象

 ケプラー1649cについては、まだまだ分からないことだらけだ。たとえば、大気の状態は、惑星の気温に大きな影響を与えることになるため、たとえハビタブルゾーンの範囲にあったとしても、そこに生命が存在できる環境があるのかどうか、今の時点ではなんとも言えない。

 なにしろ、とんでもなく遠くにある星をただ観察するしかないのだから、大きさの推定値にも大きな誤差が出る。それでもなお、居住可能な新天地を探す研究者にとっては、興味が尽きることのない研究対象であることは間違いない。

 地球に似た太陽系外惑星なら、大きさが似ている「TRAPPIST-1f 」や「ティーガーデンc」、あるいは温度が似ているかもしれない「TRAPPIST-1d」や「TOI 700d」などが知られている。

 しかし、大きさと温度の両方が似ており、しかもハビタブルゾーンに位置するものとなると、ケプラー1649cをおいて他にないのだ。

地球と比較したケプラー1649c

image by:NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter


・惑星系はかなり安定

 ケプラー1649cは、これまで発見された太陽系外惑星の中で地球に一番よく似ているというだけでなく、それが属する惑星系についても教えてくれている。

 じつはケプラー1649cの内側にはさらに同じくらいの大きさの岩石惑星があることが分かっている。

 こちらの恒星との距離は、ケプラー1649cの公転軌道の半分ほど(地球と金星の関係に似ている)で、外側のケプラー1649cが9周する間に、内側の惑星はちょうど4周する。

 このように公転の比率が安定しているということは、この惑星系自体が相当に安定しており、おそらくは長期間存在するだろうことを示しているという。


NASA Discovers A Hidden Alien Planet!

・第3の惑星の存在

 公転周期のほぼ完璧な比率は、「軌道共鳴」という現象が原因であることが多い。ところが通常、軌道共鳴による周期比率は、2対1か3対2になる。したがって、9対4という比率は比較的ユニークなものなのだそうだ。

 このような珍しい比率から推測できるのは、外側と内側の惑星の間にもう1つ、第3の惑星が存在する可能性だ。9対4という比率は、3対2の共鳴が対になってシンクロした結果とも考えられるのだ。

 研究チームは第3の惑星を検出しようと試みたが、これまでのところ発見されていない。発見できない理由は、小さすぎるか、あるいは軌道が傾いており、ケプラー宇宙望遠鏡の惑星探査法(トランジット法)では検出できないことかもしれないとのことだ。

この研究は『The Astrophysical Journal Letters』に掲載された。

A Habitable-zone Earth-sized Planet Rescued from False Positive Status - IOPscience
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/ab84e5
References:Kepler-1649c: Earth-Size, Habitable Zone Planet Hides in Plain Sight/ written by hiroching / edited by parumo

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April 23, 2020 at 07:00AM
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