客から注文が入ったと想定し、商品を入れる保冷バッグと伝票を運転手(右)に手渡す店の従業員=北方町で |
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で、客不足に悩む飲食店やタクシー会社が連携し、宅配サービスを始める取り組みが県内で広がりつつある。関係者は「店、タクシー業界、外出できない客にとっても良い取り組み」と商機を見いだしている。
北方町に本店がある洋菓子店「フランボワーズ」は五月、日本タクシー(岐阜市)と連携してデリバリー事業に参入する。
今のところ同店の客は激減というほどではないが、高齢客の減少が目立っているという。一方で「外出自粛で家族でケーキを囲む人が増えたのか、一時的に客が増える時間帯がある」と客の密集を懸念する。
特に五月は、こどもの日や母の日などケーキを買い求める客が増える時期。このため、日本タクシーに宅配を打診し、一〜十三日にデリバリーサービス「笑顔便プロジェクト」を実施することになった。
前日までにフランボワーズが電話で注文を受け、指定の時間帯に日本タクシーが注文者の自宅まで届ける。宅配エリアは店から半径五キロ以内とし、宅配料は一律五百円。小竹末司社長は「一日十件程度、主に生ケーキの注文を想定している」という。
本来、タクシーで飲食物を運ぶには一般貨物自動車運送事業の許可が必要。通常は過疎地などで認められ、申請から許可まで数カ月かかる。しかし国は二十一日、「巣ごもり需要」を見込み、特例措置としてタクシーによる飲食物などの宅配を期間限定で認めると発表。審査期間も大幅に短縮し、各地方運輸局への申請後、数日で許可を出すとした。
国土交通省中部運輸局によると続々申請があり、二十七日現在、県内五十五社のタクシー業者のうち十七社が許可を受けた。
日本タクシーは、既に岐阜市や各務原市の飲食店五軒から宅配事業の引き合いがあるという。担当者は「この一カ月の売り上げは前年比の50%程度に落ち込んだ。宅配事業は手探りだが、仕事が入って助かる。タクシーの配車システムを活用して、迅速に商品をお届けする」と話した。
(秋田佐和子)
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April 30, 2020 at 03:07AM
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県内に広がる“タク配”事業 飲食店とタクシーが連携 - 中日新聞
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