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新型コロナ外出控え 飲食店がテークアウトに力 - 信濃毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出控えを受け、県内の飲食店で持ち帰りのサービスが広がっている。こうした店を応援しようと、持ち帰りや宅配を手掛ける店舗を全県的にまとめたサイトも立ち上がった。飲食以外でも休業中の店がインターネット販売に力を注ぐなど、それぞれが対策に乗り出している。

 北佐久郡軽井沢町と北安曇郡白馬村でイタリアンレストランを4店展開するプリモ(軽井沢町)は10日、同町の「トラットリアプリモ本店」で、ピザとサラダのセットのテークアウトを始めた。各店で換気や、客同士の間隔を空けるといった対策をしているが、3月末から来店客が減少。外出控えの長期化を見据え、メニューは今後さらに充実させる予定だ。

 あっぷるアイビー(須坂市)は2月末、県内外で8店展開するレストラン「あっぷるぐりむ」のうち、長野市の1店で持ち帰り用弁当8種類の販売を開始。その後、対応する店を増やし、現在は計7店で提供する。担当者は「3月の売り上げが大きく落ち込んでおり、弁当の販売で補いたい」としている。

 県内飲食店などでつくる「NAGANOWINE応援団運営委員会」代表の花岡純也さん(松本市出身)ら有志は、持ち帰りなどに取り組む店を紹介するサイト「SaveRestaurants!NaganoTakeOutMap」を開設。登録した店の地図やホームページなどの情報を盛り込んだ。花岡さんは「飲食店は生産者と消費者をつなぐ場所。多くの店や人にサイトを活用してもらい、長野の食文化を守りたい」と話す。

 一方、建材リサイクルのリビルディングセンタージャパン(諏訪市)は4〜16日、カフェも併設する店舗を休業。代わりに注力するのがオンラインストアや写真共有アプリ「インスタグラム」を使った販売だ。オンラインストアをリニューアルし、家具や雑貨など扱う商品数を充実させている。東野唯史社長は「これまで店舗が忙しく通信販売に十分対応できなかった。休業したからこそできることに取り組む」としている。

(4月11日)

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April 11, 2020 at 06:55AM
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