2020年03月12日01時19分
地球からうお座の方向に約390光年離れた恒星の周りを回る高温のガス惑星では、「鉄の雨」が降る所があるようだと、スイスのジュネーブ大などの国際研究チームが11日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
このガス惑星「WASP―76b」の質量は木星の約9割。公転周期は約43時間半と短く、自転周期と同期しているため、太陽に相当する恒星に面した昼側と、反対側の夜側が固定している。
研究チームが南米チリにある欧州南天天文台の超大型望遠鏡VLTで昼側の高温ガスを詳細に観測したところ、鉄の原子が含まれることを発見。昼側と夜側の温度差は約900度あり、鉄原子を含む高温ガスが夜側に流れ込んで冷える所では、鉄が液体粒子に変わっていると推定した。
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March 11, 2020 at 11:30PM
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ガス惑星に「鉄の雨」? 390光年先―国際チーム - 時事通信ニュース
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