一緒に食事に行った先輩の言葉に違和感
すし屋などの飲食店で会計をしようというとき、「おあいそ、お願い!」と言ってしまうことはありませんか? これは誤用と言われています。読売新聞の掲示板「発言小町」にも、職場の先輩について「相手のプライドを傷つけない形で(この言い方が)間違っていることを気づかせる方法はないですか?」という投稿がありました。本来の意味を専門家に聞きました。
トピ主の「パピヨン」さんの職場には、仕事もできて立ち振る舞いもすてきな男性の先輩がいます。ところが、仕事の関係でたまに一緒に食事に行くとき、彼が「おあいそ、お願いします」と店の人に言うのを聞き、違和感を覚えました。
「(言葉の)使い方、間違ってますよね?」とトピ主さん。「余計なお世話であることは重々承知の上ですが、出来るだけ相手のプライドを傷つけない形で間違っていることを気づかせる方法はないですか? 先輩に恋愛感情はないのですが、『この先輩、これさえなければ完璧なのにな~』と謎の目線でいつも思ってしまいます」と書き込みました。
この投稿に対し、「何がいけないの?」「どこがおかしいの?」という意見が多数寄せられました。トピには詳しい状況までは書かれていないので、疑問を持った人も多かったようです。
「松子」さんは「『お会計お願いします』って言ってるんでしょ? 何が間違いなのかな?」と、疑問を書きました。
「使う人は多いですよ」と指摘したのは「あん」さん。次のようにトピ主の違和感の正体を分析してみせました。
1.「会計してください」という意味での「おあいそ」という言葉を知らない
2.「おあいそ」という言葉は客の側が使うものではない、という意見を支持している
3.「おあいそ」は、すし屋、和食の店で使うべきであって、それ以外の店で使うものではないと思っている
「(この3つ)の、どれかかなあ、と思います」という意見です。
辞書で調べてみました。「おあいそ」は漢字で書くと「お愛想」。「愛想を尽かす」や「愛想がない」という意味で使われます。
大辞林第四版では「愛想」の項に「(5)飲食店などの勘定・勘定書(「おあいそ」の形が多い)」とあり、広辞苑第七版でも(3)「普通、(お―の形で)飲食店などの勘定、勘定書」と書かれていました。
「たった一言で印象が変わる大人の日本語100(筑摩書房)」などの著書があり、都内大学受験塾・カルチャースクールで国語講師を勤める吉田裕子さんに聞きました。
吉田さんによると、店の販売員などが、商品の値段を安くするとき、お客さんに「勉強させてもらいますよ」などと言うのと同じで、「お愛想」もお店側の表現の一つです。「お愛想」の語源には、二つの説があって、一つは「うちの店は愛想がなくて、安くできないんですよ」とお客さんに対して恐縮する気持ちをこめているという説。もう一つは、勘定書を見たお客さんが、店に愛想を尽かしてしまうところから来ているという説です。
「どちらの語源でも、『会計してください』の代わりに、お客さんから『お愛想』と言ってしまうと意味が通らなくなります。本来、『お愛想』は店側で使う業界用語・専門用語ですので、誤用に気を付けたいですね」と吉田さん。
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February 17, 2020 at 09:20AM
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