老朽化に伴い建て替えが検討されている福岡県立美術館の移転先として、有識者委員会は16日、福岡市の大濠公園が最も望ましいとの報告書を小川洋知事に提出した。小川知事は報告書を踏まえ、1月中に移転先を決定する。
移転先は大濠公園内南側にある、福岡武道館と日本庭園の一部を含む2万400平方メートルの敷地。福岡市美術館が近くにあり、美術展の共同開催など相乗効果が期待できると評価した。大濠公園と隣接する舞鶴公園とを一体で開発する「セントラルパーク構想」の中心施設にもなるとした。
一方、実現には武道館の移転が必要となることなど、課題も指摘した。
福岡県立美術館の建物は、1964年に建てられた。手狭で老朽化もしていたため、2019年10月に有識者委員会を設置して移転先を検討してきた。新美術館の開館時期は未定で、小川知事は16日「できるだけ早く完成させたい」と話した。
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January 16, 2020 at 05:12PM
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福岡県立美術館、移転先「大濠公園」最適、有識者報告 - 日本経済新聞
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