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超高級時計「リシャール・ミル」が認定中古店を銀座8丁目に移転リニューアル - WWD JAPAN.com

 平均単価が2000万円を超えるスイスの超高級時計ブランド「リシャール・ミル(RICHARD MILLE)の認定中古品を扱い、スイスの時計ブランド「H.モーザー(H.MOSER & CIE.)」(平均単価200万円)の国内唯一の直営店でもある「エヌエックス ワン(NX ONE)銀座」が1月4日に移転オープンした。吉野麻紀プレス担当は、「移転オープン後まだ1週間だが、路面店化により来店客は4~5倍になった。認知が高まれば、今後もっと増えるだろう」と述べた。同店の2019年9月期の売上高は18億円。

 同店はこれまで銀座7丁目にあるビルの2階にあったが、銀座8丁目に路面店として移転リニューアルした。新店は18年11月に銀座7丁目の並木通りに移転した「リシャール・ミル ブティック銀座」の跡地で、銀座7丁目2階の旧エヌエックス ワン銀座は「エヌエックス ワン」の名前でサロンとして残し、シェフを招いての食事会などを行いオーナー同士の情報交換の場とする。「4月には、ここで初めてオークションを行う予定」だという。

 「リシャール・ミル」の19年の生産数は約5000本で、川﨑圭太リシャールミルジャパン社長は「欲しくても買えない状態が続いている」と話す。エヌエックス ワン銀座はソリューションの一つであり、「商品価値を高い次元でキープするために認定を与えている」。同店では、生産終了モデルや限定モデルなど貴重なアーカイブの委託販売も行う。

 エヌエックス ワン銀座における「リシャール・ミル」の平均販売価格は1800万円超で、中にはプレミアが付き販売時の1.2~1.5倍になるものもあるという。中古に対する抵抗はないか聞くと、「お客さまに抵抗感は感じない。『リシャール・ミル』という価値を理解・共有いただいている方に支えられている」と答えた。

 「リシャール・ミル」は“全店舗完全直営店化”を理由に、19年をもってスイス・ジュネーブで行われる世界二大時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)※旧S.I.H.H.(サロン・インターナショナル・オート・オルロジュリ)」への出展を取りやめている。

 またリシャールミルジャパンの19年9月期の売上高は110億円。

■NX ONE銀座
オープン日:1月4日
時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日
住所:東京都中央区銀座8-4-2

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January 10, 2020 at 06:15PM
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