豊島区最大の「としまみどりの防災公園」(愛称・IKE・SUNPARK)が十二月十二日、同区東池袋に全面オープンする。平常時は人々に憩いの場を提供し、災害時は住民や帰宅困難者など九千人がとどまれる避難場所になる。 (中村真暁)
パークは造幣局東京支局跡地に整備され、面積一万七千平方メートル。七月に広場などがオープンし、休日には一日四千〜五千人の家族連れらが訪れる人気スポットとなっている。十一月十四日には、パークの防災機能を披露する「防災機能展示会」が開かれた。
展示会では、区内唯一のヘリポートに着陸した自衛隊のヘリコプターが、医薬品などを現地に提供し、重傷患者を搬送する実演を披露。毎分約二立方メートルの揚水量で地下約二百メートルの地下水をくみ上げる深井戸設備を使い、消火のための放水訓練も行った。地下に設けられた百立方メートルの応急給水槽からの給水訓練もあった。
パークにはほかにも、七十二時間稼働する発電機や、断水しても利用できる災害時用トイレ十五基を完備。冷蔵庫を備えた防災倉庫には、簡易トイレやテントなどの物資のほか、全面オープン後は毎週、生産者らが直接販売する「ファーマーズマーケット」が予定されており、そのための物品も保管する。
地元では一九八四年、造幣局の広大な土地の利活用を求める署名が約十万人分集められ、当時の蔵相に届けられた。八六年には町会連合会や商店街連合会などの提唱で移転促進協議会が結成されるなど、移転運動も展開した。
高野之夫区長は展示会冒頭のあいさつで「区民の悲願が達成された。考えられる防災機能を完備しており、区の防災機能は飛躍的に向上する」と期待を込めていた。
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