公園のミニ鉄道 ことしで４０年｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

埼玉県富士見市の公園で愛好家によるミニ鉄道の運転会が行われました。
ことしで４０年となった記念に新たに作られた機関車が登場したほか、地元の高校生も運転に挑戦しました。

富士見市の「むさし野緑地公園」は、昭和５５年に全国の自治体で初めてミニ鉄道公園として整備されました。
１周１５０メートルほどのレールが敷かれ、愛好家でつくるクラブがミニ鉄道の運転を続けてきました。
今月１１日は、ことしで運転会を始めて４０年を迎えたことを記念し、市のマスコットや、市の鳥「カワセミ」がデザインされた新たなミニ機関車が、初めて登場しました。
機関車には２両の客車が連結され、新型コロナウイルスの感染防止のため１つの車両に１人ずつ乗って、ゆっくり走る機関車からの眺めを楽しんでいました。
また、この日は地元の高校２年生、野際裕介さん（１７）が初めて人を乗せてミニＳＬの運転に挑戦しました。
野際さんは、小学４年生のころから愛好家のクラブに参加し、先月下旬、先輩のメンバーから準備や操作方法などの手ほどきを受け、この日にのぞみました。
ミニＳＬは石炭を燃やして蒸気の力で動きますが、試運転では石炭がうまく燃えずに機関車が止まるトラブルも起きました。
野際さんは、仲間のメンバーとともに石炭を置く網を直すなどの作業を行った結果、本番の運転会ではトラブルなく走らせることができました。
ミニＳＬに６歳の息子と乗車した４０代の女性は「乗り心地もよくて運転は上手だったと思います。４０年も続いているのは地域の誇りだと思います」と話していました。
野際さんは「ちゃんと走ってくれてほっとしています。蒸気を利用して動いているんだということを感じてもらいながら、楽しんでもらいたいです」と話していました。
ミニ鉄道の運転会は、今年度は、１１月８日と２２日、１２月１３日のあわせて３回予定されていて、参加するには、いずれも事前の申し込みが必要だということです。

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October 19, 2020 at 01:54PM
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