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新型コロナ>野毛の飲食店ジレンマ 営業再開「店と従業員、自分で守る」:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

8日から店の営業を再開した福田雄次さん(右)と長女の夢実さん=横浜市中区で

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が5月末まで延長され、営業時間の短縮要請が続く飲食店は、苦渋の選択を迫られている。再開するのか、休業を続けるのか。街のにぎわいが戻らない中、出口の光を求め、手探りが続く。(杉戸祐子)

 「休んでたって赤字。だったら店を開けて働くよ。四十年そうやってきたんだから」。横浜屈指の飲み歩きの街・野毛地区(中区)の居酒屋「横浜すきずき」のオーナー福田雄次さん(59)は張りのある声で話す。感染拡大を受けて三月下旬から休業していたが、今月八日から、午前十一時半〜午後八時に営業を再開。ランチタイムには近所の常連客ら十人ほどが訪れた。

 満席時は客七十人が座れる四十坪の店。十数人のスタッフを抱えてにぎやかに営業してきたが、同地区全体の人出が減り、休業直前には一日の客数が一けたまで減少。「やってても無理だ」と休業を決めた。

 だが、当初六日までとされていた緊急事態宣言が延長され、「赤字覚悟で開けて、味で勝負していく」と腹をくくった。再開にあたり、ホールを担当する長女の夢実(ゆめみ)さん(25)が店内のアルコール消毒や接客上の感染予防策について、詳細なマニュアルを作った。夢実さんは「来たいと言ってくれるお客さんに安心して食べてもらいたい」と話す。

 店の家賃と人件費は月に計二百万円弱。県は宣言の延長を受け、休業要請に応じた事業者への協力金に十万円を追加する方針を示したが、「十万円でこの先どうにかなるわけがない。店と従業員は自分で守るしかない」。国や自治体に求めるのは「出口の条件を早く具体的に示してほしい」。

 同地区のとんかつ店「パリ一(いち)」の店長で、野毛飲食業協同組合理事長の田井昌伸さん(64)は、休業を十四日まで延ばした。

 とんかつに生肉を使っており、残っても冷凍したら提供できない。生ビールもたるを開けたら早く飲みきらないと品質が落ちる。妻と営み、持ち店舗で家賃がかからないこともあり「人出が少なくてロスになるなら休んだ方が良い」と判断した。十四日をめどに行われる国の宣言解除に関する判断をみて、十五日以降の対応を決めるという。

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May 09, 2020 at 05:13AM
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