Search

県民や飲食店、歓迎や戸惑い:福井 - 中日新聞

周囲との接触を避けながら散策を楽しむ家族連れ=福井市中央公園で

写真

 新型コロナウイルスの県内の新たな感染者が限定的となったことで、県は五日、商業施設などへの休業要請を段階的に解除し、家族での外出を広く認めることにした。しかし、「夜の街」の自粛を二十日まで継続するとした内容に、県民や飲食店からは歓迎や戸惑いの声が上がっている。

 「普通の生活に一歩でも近づけたようでうれしい」。県庁近くの福井市中央公園で子どもたちと堀の魚を眺めていた三十代の主婦は、七日から家族でなら屋外活動や外食をしてもいいとした知事の決断を評価した。これまで毎日家族の食事を作り続けており、「数日に一回でも作らなくていいのは助かる」と喜んだ。

 一方、小学校低学年の子ども二人と一緒にボール遊びをしていた父親(43)は「自粛を解くのはまだ早いのでは」と首をかしげる。「これでもか、というくらいやっておかないと感染の第二波が来る」と懸念する。

 十一日からはほとんどの図書館や博物館、学習塾への休業要請も解除される。

 小浜市の学習塾「向新ゼミ」の講師深井亜希子さんは「要請解除は良かった。これまで予防でやっていたことをより徹底したい」と再開に向けて気を引き締めた。入試シーズンだった三月は机の間隔を広くして指導していたが、四月中旬から休止しており、「子どもの安全のために休んで良かったと思う」と振り返る。

 居酒屋など通常の飲食店は十一日に時短営業の要請が解除されるが、キャバレーやスナック、バーなど接待を伴う店は二十日まで引き続き休業要請の対象。

 福井市の繁華街、片町でスナックを営む六十代女性は「片町で感染が広がった以上、休業要請が続くことは予想していた」としつつ、「人が集まる所はどこでも感染リスクがあるのに、一部だけ要請解除から省くのはおかしい」とこぼす。「休業要請をするならもっと早く、確実に補償をしてほしい。死活問題だ」と切望する。

 (波多野智月、谷出知謙、梶山佑、高野正憲)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"店" - Google ニュース
May 06, 2020 at 03:09AM
https://ift.tt/3c8MvYN

県民や飲食店、歓迎や戸惑い:福井 - 中日新聞
"店" - Google ニュース
https://ift.tt/2sTqBa7
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "県民や飲食店、歓迎や戸惑い:福井 - 中日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.