公園の利用停止を知らせる掲示物=岐阜市の長良公園で |
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新型コロナウイルスの感染防止のため、県内の一部自治体で大型連休を前に公園の利用を制限する動きが出ている。感染しやすいとされる密集状態をつくらないようにするためだ。息抜きの場を求める利用者からは困惑の声も上がるが、制限を決めた自治体は協力を呼び掛けている。
「公園の利用を停止しますので、ご理解とご協力をお願いします」
岐阜市長良、長良公園入り口の掲示物。駐車場はロープで封鎖され、時折訪れる乗用車が、きびすを返していく。普段は親子連れや高齢者が多く集まる地域の憩いの場だが、この日は数えるほど。大型遊具はロープで囲まれ、使えない。
公園周辺を娘(5つ)と散歩していた近くの主婦(33)は「自分たちの身を守るためには、これぐらいしなきゃいけないのかな」と理解を示す。ただ、子どもが体を動かせる場所が減っていくことには「うーんという気持ちは正直ある」とも。
市は十日、県と同時に非常事態宣言を出した。全ての市有施設を五月六日まで原則、休館か利用停止とした。市管轄の公園全三百八十カ所も利用を停止。駐車場を順次、封鎖してきた。
ただ、公園自体は封鎖されておらず、実質的には立ち入りが可能。多くの公園は災害時の避難所に指定され、完全封鎖は難しい。市は各公園に看板などを設置。職員が巡視し、来園者に声掛けするなどして利用自粛への協力を求めている。
市公園整備課の担当者は「感染防止のため、不要不急の外出を控えるということを理解していただくしかない」と話す。
一方、河合孝憲副知事は二十日の県の対策本部員会議で、公営公園で人が密集しているとして、全市町村の首長らに「駐車場を閉鎖するなど、状況に応じて対応していただきたい」と要請した。
大垣市は二十一日から市が管理する広場や公園に三密(密閉、密集、密接)を避けるよう呼び掛ける看板の設置を進めている。まずは遊具のある百三十カ所に置き、他の広場なども必要に応じ設置を検討する。
美濃加茂市は、前平公園やリバーポートパーク美濃加茂など市内に九カ所ある駐車場を備えた都市公園について、駐車場を閉鎖する方向で調整中だ。公園への立ち入りや遊具の使用を認めるかどうかは、駐車場のない都市公園四十二カ所も含めて検討を進めている。
感染症に詳しい岐阜大病院の村上啓雄教授は七日の県議会対策委で、公園の遊具について「遊んだ子がウイルスを持っていれば、ドアノブと同じ」と感染を広げる恐れがあるとの見方を示している。
(新型コロナ問題取材班)
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April 23, 2020 at 03:10AM
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公園の利用制限に乗り出す自治体も 密集防止が理由 - 中日新聞
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