「崖っぷち弁当」―。そう銘打った持ち帰り弁当の販売を、京都府宇治市宇治の宇治橋通り商店街の飲食店が14日から始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で客足が遠のく中、苦境を乗り越えようと企画した。宇治橋通商店街振興組合の佐脇至理事長(56)は「先が見通せず、どの店舗も経営が苦しい。商店街が一つになって、危機を乗り切りたい」と前を向く。
JR宇治駅や平等院などが近くにある宇治橋通り商店街では、飲食店や茶問屋など約90店が軒を連ねる。地元住民の買い物客や、外国人旅行客でにぎわうが、「今年に入って各店舗の売り上げは例年の1割以下」(佐脇理事長)。
困難な状況を打破しようと4月上旬、商店街の飲食店オーナーが集まり、各店舗で一斉に持ち帰り弁当を始めることを決定。その場である店長が「もう僕らは、崖っぷちや」とぼそり。弁当の名前が決まった。
同商店街の16店舗は「崖っぷち弁当」のロゴマークが入った共通の包装紙を使用し、800円(税込み)で売る。フレンチレストランではヒレカツ弁当を販売し、カフェは2種類のソースを使ったオムライス弁当を並べる。うどん屋や、和食屋などもお薦めメニューを弁当に詰める。
居酒屋「乱」は、巻きずしや、ホンモロコの甘露煮、小鉢など10種類ほどを盛り込む。店長の井谷豊さん(46)は「生活のために何とかしなければと思い、持ち帰り弁当を始めた。メニューは日によって変える予定で、商店街の活気が少しでも戻ってほしい」と願いを込める。
包装には、「お店でお食事をしてください! とは言えない状況にあります。飲食店はまさに『崖っぷち』に立たされています。店が総力を結集してお弁当をお作りしました」と添える。
崖っぷち弁当の販売は当面続けるという佐脇さんは「それぞれの店で弁当の個性があり、色んな味が楽しめる。商店街や買い物客の元気が湧くきっかけにしたい」と話す。
販売個数や時間は、各店舗によって異なる。
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April 16, 2020 at 09:10AM
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「崖っぷち弁当」で商店街一丸 16店が包装紙統一 「売上1割以下」の危機打開へ - 京都新聞
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