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恨み?顔見知りの犯行か 博多自転車店殺人1週間 県警はスマホ解析 - 西日本新聞

 福岡市博多区住吉2丁目の自転車店で従業員の女性(42)が殺害された事件は、遺体発見から11日で1週間。店内は荒らされず、売上金なども手付かずだったことから、福岡県警は顔見知りが何らかの恨みを抱いて犯行に至ったとの見方を強めている。店内に防犯カメラがないため出入りした人物の特定は難しく、犯行時間の絞り込みも容易ではない。単独犯か複数犯かも不明という。県警は、女性のスマートフォンを解析してトラブルの洗い出しを急いでいる。

 「一見しただけでは事件かどうか分からなかった」。4日夜の現場の様子について県警幹部は振り返る。店の奥のバックヤードであおむけの状態で発見された女性。出血や着衣の乱れはなく、争った形跡もなかった。県警が「手で首を絞められた殺人事件」と断定したのは、18時間後だった。

 店内には女性のスマホや財布も残され、物取りの線は薄い。店は博多駅から約700メートルのオフィスや店舗が立ち並ぶ中心街にあり、通りに面している。「顔見知りなら携帯は隠す」(捜査関係者)という犯罪の常道から外れるが、突発的犯行で逃走を急いだとも考えられる。

 バックヤードという目立ちにくい場所を知り、防犯カメラがない表通りから逃走した犯人…。県警は店内の事情に詳しい人物が関わった可能性もあるとみる。

   ◇    ◇

 店は4日午前11時ごろから通常通り営業し、女性は昼ごろに近くのコンビニでコーヒーを購入していた。その後、死亡推定時刻の夕方ごろに何があったのか。

 県警が重視するのは周辺の防犯カメラとドライブレコーダー(ドラレコ)の映像だ。カメラは収集範囲を広げ、タクシーのドラレコは1社あたり数十台分を収集した。それらによると、午後4時55分ごろには店の出入り口の扉が開き、異変はない。午後6時すぎには扉が閉まり店の電気も消え、店先の自転車は陳列されたままだった。

 女性はいつも、午後5時半か6時ごろには自転車を片付けていたという。6時すぎには被害に遭っていたのか。県警も空白の「1時間」に注目している。

   ◇    ◇

 「接客が好きで、仕事熱心だった」(複数の知人)という女性。数年にわたって実質1人で店を切り盛りしていた。不特定多数を相手にする仕事柄、交友関係も広かったとみられる。

 「明るい性格で深刻な悩みやトラブルを聞いたことがない」と語る知人が大半。一方で、女性が「嫌な客がいる」と漏らすのを聞いた人や、警察官を名乗る男性客が女性にしつこく話しかける姿を見た人もいる。県警は、通話履歴や会員制交流サイト(SNS)のやりとりなどから、仕事を含めた交友関係を慎重に調べている。 (福岡県警担当取材班)

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March 11, 2020 at 04:00AM
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