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京都・西京漬け専門店による「発酵だらけ」カフェ - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)

11種類の発酵食料理が一皿となった「特製発酵ランチプレート」(1690円)。ディナータイムでは、それぞれ単品で注文できる

発酵食品に特化したカフェ「漬×麹 Haccomachi(はっこまち)」(京都市中京区)が、2月22日にオープンした。

同店は西京味噌漬けで知られる「京都一の傳」(本社:京都市中京区)による新業態。創業90年以上と古く、長きに渡って京都の発酵食文化を支えてきた企業だ。同店では名物・西京味噌漬けの提供はなく「発酵カフェ」として20〜30代の若い女性をターゲットとする。

広報の工藤あゆみさんは、「一の傳のお客様は50〜60代の方が多く、若い世代にはあまり馴染みがない。若い人たちも発酵食品に触れるきっかけになるよう発酵カフェとしてオープンしました。発酵食品を身近なものとして発信していけたら」と、さらなる普及に取り組む姿勢だ。

麹や味噌、醤油、酢などの発酵食品を駆使したメニューが揃い、なかでもおすすめなのは、一度に数種類の発酵食品が摂取できる「特製発酵ランチプレート」(1690円)。

京都の老舗種麹屋「菱六」の麹を使った自家製甘酒、麹漬けにしたカジキまぐろのソテーや、八丁味噌を付けて食べるサラダなど11種類の発酵食品料理が一皿に盛られている。独特のクセや塩辛さを感じるように思われるが、まろやかな味わいでクセがなく、年齢問わず食べやすい仕上がりに。

また、自家製の甘酒と秋田県名物・魚醤しょっつるを使った「甘酒としょっつるのココナッツカレー」(980円)といったランチメニューや、温かい甘酒をアイスクリームにかけて食べる「カシスとバニラの甘酒アフォガード」(550円)などのデザート、自家製甘酒の飲み比べセットなども揃う。

カシスシャーベットとバニラアイスクリームに温かい甘酒をかけ、溶かしながら食べる「カシスとバニラの甘酒アフォガード」(550円)

3月からはテイクアウトの利用も開始し、発酵食品のセミナーやワークショップなども開催予定。営業時間はランチ11時〜15時、ディナー17時〜22時。

取材・写真/野村真帆

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February 24, 2020 at 09:53AM
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