コンビニエンスストア各社が発表した12月の営業実績によると、既存店売上高の前年同月比はセブン-イレブン1.5%増、ファミリーマート1.5%減、ローソン0.3%増、ミニストップ3.5%増となった。
大手4社では、ファミリーマートのみが前年割れで、客数の減少率は2.1%減で4社中最大、客単価の増加率は0.6%増で4社中最低となった。
客数は、セブン-イレブン0.3%減、ファミリーマート2.1%減、ローソン0.9%減、ミニストップ2.5%増となり、ミニストップのみが前年を超えた。
客単価は、セブン-イレブン1.8%増、ファミリーマート0.6%増、ローソン1.2%増、ミニストップ1.0%増となった。大手4社はそろって増加した。
■セブン-イレブン(2019年2月期:チェーン全店売上高4兆8988億7200万円)
既存店売上高は、前年同月比1.5%増、客数0.3%減、客単価1.8%増。
チェーン全店売上高3.0%増、店舗数は2万930店。
既存店の売上高は4カ月連続で前年を超えた。一方で、客数は4カ月連続前年割れとなった。客単価は4カ月連続プラスだった。
■ファミリーマート(2019年2月期:チェーン全店売上高2兆9828億5200万円)
既存店日商1.5%減、客数2.1%減、客単価0.6%増。全店売上高2.0%減となった。
単体では、出店21店、閉店23店、純減2店、合計1万5626店。
エリアフランチャイズは、沖縄326店、南九州397店、JR九州リテール203店、合計926店で、国内合計1万6552店だった。
1月は、おむすび、お母さん食堂を中心とした惣菜類とカウンターコーヒーが引き続き堅調に推移し、中食については前年並みを確保した。一方、中食以外は前年同月に実施した冬フェスタ(今年は2月開催予定)の反動もあり、たばこや酒、飲料の売上が伸び悩んだ。
おむすびは、1月15日~18日に実施した100円セールの影響やいくら醤油漬けおむすび(220円)などの高付加価値おむすびや玄米・スーパー大麦を使用した新商品が引き続き好調で、前年実績をクリアした。
惣菜は、お母さん食堂シリーズのほか、スープ類やグラタン・ドリアなどのチルド惣菜なども好調で、前年実績をクリアした。
調理パンは、全粒粉を使用した新商品のサンドイッチ等が好調で、また1月14日~27日に実施した飲料メーカーとタイアップした企画なども奏功し、前年実績をクリアした。
■ローソン(2019年2月期:チェーン全店売上高2兆4245億4100万円)
既存店売上高(チケット・ギフトカード除く)0.3%増、客数0.9%減、客単価1.2%増。
ローソン単体の全店売上高は2111億6300万円(1.2%増)、客数705人、客単価709円。平均日販は50万円。
国内では、出店53店、閉店は純粋21、置換6、合計27店、純増26店だった。
1月末時点のローソングループ国内総店舗数1万4626店のうち、ナチュラルローソンは145店、ローソンストア100は764店。
ローソンストア100は、既存店売上高2.7%減、客数4.8%減、客単価2.2%増となった。出店0、閉店0だった。
調理パンカテゴリーは、「チーズバーガー」、「パリッとジューシーなホットドッグ」などの定番商品や、いちごの日(1月15日)に向けて発売したSAND FULL(サンドフル)シリーズの「苺ミックスサンド」が好調だったことなどにより、前年を大きく上回った。
デザートカテゴリーは、年末年始の需要期に合わせて発売した「スノーバスチー(バスク風チーズケーキ)」、「スノーホボクリム(いちごミックス)-ほぼほぼクリームのシュー」、リニューアルを実施した「バスチー バスク風チーズケーキ」が好評を博したことなどにより前年を大きく超えた。
ベーカリーカテゴリーは、引き続き惣菜パンの販売が好調に推移していることなどから、売上は前年を上回った。
チルド飲料カテゴリーは、Uchi Cafeのタピオカ商品シリーズの人気が継続していることなどにより、前年を超えた。
日配食品、冷凍食品カテゴリーは、主に生活全般のニーズに対応する品ぞろえの強化を継続していることにより、売上は前年を上回った。
また、新型肺炎の影響により、マスクなど衛生用品への需要が高まり、日用品は前年を大きく超えた。
たばこの既存店売上高前年比は、2018年10月のたばこ増税以降の単価上昇の影響が一巡し、ほぼ前年並みとなった。
■ミニストップ(2019年2月期:チェーン全店売上高3337億4000万円)
既存店1店1日当たり売上高は39万5000円(3.5%増)、客数690人(2.5%増)、客単価573円(1.0%増)。
全店1店1日当たり売上高は39万5000円(6.2%増)。全店売上高は4.1%減となった。
出店2店、閉店5店、期末店舗数は1999店。
コンビニエンスストア商品の既存店日販は2.5%増、店内加工ファストフードの既存店日販は11.0%増となった。
店内加工ファストフードは、1月6日からホットコーヒーSサイズの本体価格を80円に変更した。1月24日~2月2日の期間にかけて「温タピ ミルクティー」のテレビCMを投入した。これらの結果、ドリンク分類の販売金額は74.7%増となり、好調な店内加工ファストフードをけん引した。
■ポプラ(2019年2月期:売上高260億円)
既存店全店日商30万円(0.2%減)、客数523人(1.9%減)、客単価573円(1.7%増)
全店売上高27万4000円(2.3%減)、客数508人(1.2%減)、客単価539円(1.2%減)
■ニューデイズ(2019年3月期:売上高1242億円)
既存店売上高3.5%増、客数1.7%増、客単価1.8%増
全店売上高3.9%増、店舗数498店
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February 10, 2020 at 02:30PM
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