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高濃度SF宇宙社畜が征く倫理観ゼロの惑星開拓『Journey to the Savage Planet』プレイレポ - Game*Spark


Typhoon Studiosが開発、505 Gamesがパブリッシュする惑星開拓アドベンチャー『Journey to the Savage Planet』。1月28日発売の本作を先行プレイする機会をいただきましたので、そのプレイレポートをお届けします。

危険溢れる未知の惑星へようこそ、新入社員!



本作は、宇宙の彼方に浮かぶ星を探索するアドベンチャー。プレイヤーはキンドレッド・エアロスペース社の新入社員として、未知の惑星「AR-Y 26」に送り込まれます。目標は「この惑星が人類の居住に適しているかの調査」。なんといっても、キンドレッドは「業界4位の星間探査会社」です。行く末は安泰、バカンス気分で楽しめる探索になると思いきや、装備はおろか計画もなし。挙げ句の果てに帰りの燃料もありません。
あるのはヤバい色をしたぐにょぐにょ変態食品「グロブ」くらい。船に帰ると、たまにCMが流れます。

生き残るにしても、地球に帰るにしても、調査をせざるを得ない状況。そんなこんなで、プレイヤーは過酷な環境に放り出されてしまいます。洒落にならないジョークばっかり吐くパートナーAI「EKO」と頼れる相棒「3Dプリンター」で困難に立ち向かいましょう!

ブラックで倫理観のないユーモアが最高のスパイス



外に出る前に、簡単な調査をこなすことに。「この画像のどれかひとつがあなたの写真です」と書いてありますが、実はこれがキャラメイクです。基本的に一人称視点での進行になるので、自分の姿は見えないものの、ジャンプやダメージを食らった場合に聞こえるが変わります。ちなみに筆者は犬にしましたが、耳元で生暖かい息をかけられているような気分になったので少し後悔しました。このゲームのノリがわかってきた気がします。


「君のいる惑星は……あー、おかしい」と社長直々に宣告されたり、テレポート技術が「その場にある肉体を消し飛ばし、95%同じ身体を別の場所に出現させる」ものだったり……。ブラックなユーモアと、まったくない倫理観が楽しい“SFコメディ要素”がいたるところに散りばめられています。新入社員からしたらたまったものではありませんが。


フンを資源として利用できるキュートな外見の「バフバード」、キンドレッドの社長(諸悪の根源)の「マーチン・ツイード」など、魅力的なキャラクターたちに癒やされる箸休めもいいですね。

シンプルながらわくわく!未知と道を切り拓く冒険



本作をプレイするにあたって、手際よく進行するためには「生態を調査(スキャン)する」、「装備をアップグレードする」の2つの軸が重要。次のエリアに進むためには装備のアップグレードが必須。その装備のアップグレードをするためには調査を進める必要がある、など軸同士が密接に絡み合っています。ときには両方を駆使した謎解き要素もありますが、極端なプレイヤースキルを必要とせず、どちらかといえばひらめきが肝心。気負わずに挑戦できます。


敵性生命体やボスとの戦闘もありますが、もし死んでしまっても即座に肉体のコピー(例によって100%同一ではないらしい)が宇宙船内に作り出されます。落としてしまった資源も後で回収できるので、ペナルティとしては重すぎません。アップグレードのために船に戻る必要があるなど、決してテンポがいいとは言い切れないものの、細かい気遣いはされているように感じます。


さらに冒険を進めていくと、クエスト形式で「やること」が増えていきます。一見煩雑であるものの、個別でジャーナルに登録されていき、自分のやりたいことから進められる“自由さ”も売りのひとつ。先のステージに進んでからゆっくりと探索するのもいいですし、まずは今いるステージの要素を潰してから次のステージに進む、といったプレイスタイルに決められる楽しみ方の幅も魅力に感じました。


「別の知的生命体がいた痕跡」から発展していく緩やかなシナリオも、本作のシステムとマッチしています。この謎と生態系、地形を絡めて、以前の「AR-Y 26」に思いを馳せたり、考察してみたりするのも一興。探索できる4つのバイオームはそれぞれ美しい景色を持っているので、観光や自分のお気に入りのスポットを探すのも捗ります。シンプルなアドベンチャーだけに、こういった他のことに気を回すこともできる、絶妙なバランスでした。



そんな『Journey to the Savage Planet』は、Epic Gamesストアにて1月28日に発売予定です。通常価格は3,080円。1月28日午後10時までは10%オフの2,772円で購入できます。

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January 27, 2020 at 09:00PM
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