東京・西新宿の新宿中央公園の西側に沿って走る通称・十二社(じゅうにそう)通り。約400室のホテル「THE KNOT TOKYO Shinjuku(ザ ノット 東京新宿)」は、その通りに面して立つ。新宿駅からは歩いて15分程度かかり、距離だけを見ると決して好立地ではない場所ながら、高い稼働率を示している。
かつての「新宿ニューシティホテル」を2016年にいちごが取得。ライフスタイルホテルとして刷新し、18年8月に再開業した。同社の不動産事業のコアは、「心築」と称するビル再生だ。ホテルやオフィスなどを中心に、改装による資産価値の向上を図っている。グループ会社のいちごホテルリートではJ-REIT物件として約20のホテルも所有する(19年7月現在)。
心築事業を主に手掛けるグループ会社のいちご地所が、ライフスタイルホテルを標榜する新業態の展開を開始。17年12月に、第1弾として「THE KNOT YOKOHAMA(ザ ノット ヨコハマ)」(横浜市西区)が開業した。新宿が、続いた格好になる。
一般にホテルのブランド開発はオペレーターによるもので、所有会社が自社ブランドを持つのは珍しい。いちごは、リノベーション技術やホテルに集客するノウハウなどの蓄積を狙い、あえて進出した。ブランド周知をはじめプロモーションには携わるが、運営には直接関与しない。例えば、THE KNOT TOKYO Shinjukuの宿泊運営は、当初の開業時から事業者として関わったきた池田創業が担う。
「私たちはライフスタイルホテルを、デザイン性の高さ、フレンドリーなホスピタリティー、地域に開かれたパブリック性の3つの要素で定義付けている」と、いちご地所の細野康英代表取締役社長は説明する。
ネーミングにも、それは表れている。KNOTは結び目を意味し、建物の改修などに際して過去との“つながり”を意識させる言葉として選ばれたものだ。同時に、「従業員や地域のコミュニティーとの関係の継続も重視している」(細野代表)
新宿では、かつての団体旅行客向けの大箱ホテルから、特にインバウンドをメインのターゲットに据えた宿泊特化型ホテルに転換した。立地を生かし、公園とのつながりを計画に反映させているのが特徴だ。
日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら
"公園" - Google ニュース
January 22, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/37bF0h8
公園に面する築40年・400室の新宿ホテルを最新ライフスタイル型に - 日経xTECH
"公園" - Google ニュース
https://ift.tt/30fwXxd
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "公園に面する築40年・400室の新宿ホテルを最新ライフスタイル型に - 日経xTECH"
Post a Comment